5月上旬〜中旬発売予定でお伝えしていましたが、5月15日正式発売となりました。
直前となっての調整となりますが、一部添加剤を変更し更に若干ですが低粘度化に成功しました。
基本的に今回の3種に関してはミニチュアベアリングが対象となります。もちろんそれぞれに荷重や衝撃、抵抗や速度など用途が異なりますので市販品で評判の良い物や有名メーカー製を片っ端からテストし、それらの特性を把握した上で理解出来た事があります。
それはやはり高回転化を求める為に油膜の存在率や吸着率を犠牲にしている事。あくまでも低粘度化に特化しオイルの注油直後は良くても長時間荷重をかけたり摩擦抵抗を増やすとすぐに油膜が切れてしまう。これでは最終的にベアリング自体の寿命にも関わってきます。
BOREDが提唱している油膜性と極圧性とは、一番に金属面の保護を目的としていて、その中で極力低粘度化出来れば潤滑効果も相乗すると言う考えです。要するに金属面はいつでもピカピカツルツルの状態を保っていないと、いくらオイルを低粘度化しても意味が無いと言う事。ボコボコザラザラな状態でオイルをいくら注油しても意味がありません。
とは言えどれも市販品と同等か下手すればそれらよりも低粘度化に成功しています。となると金属面の寿命も延ばし回転抵抗も減り高回転化する。最強のオイルと自負しています。
自転車用の場合は難しく、ジャンル毎の車体形状や使用パーツの数、それに走行するシチュエーションや各種パーツ素材など、想定不可能な要素が多い為にオーバースペックにならざるを得ない状況となっていますが、今回の3種に関しては特に対象としているベアリングやシャフト類のみを保護潤滑させる事に集中出来る為に、より無駄を省いた的確なオイルデザインが可能です。