2014/04/23

最近個人的にテストを行なっていましたシールドセラミックベアリング。
セラミックベアリング自体は選手からのチューニング依頼などで以前から使用する事もありましたが、既存の物はいくつか問題点もありました。
今回それらを払拭する内容のベアリングとしてアジア製となりますが、非常に優秀なベアリングを使用しチューニングしてみました。
画像の様に外輪内輪共に金色です。これはチタンコーティングされているからなのですが、肝心な中身はと言うとPTFEリテーナーに保持された真っ黒なSICセラミックボールがあります。で、何が優秀かと言うとこのチタンコーティング。
SUSやSUJなどの一般的なベアリングに使用されている鋼剥き出しではなく、チタンコーティングされている事により超硬質なセラミックとの摩擦により筐体自体の膨張を最小限に抑え、しかも摩擦係数を下げる効果により回転性能を損なう事なく、結果としてベアリングの寿命も延ばします。
この10年以上年に1000個近くのベアリングチューニングを行なって来て、個人的に安定した規格として6001番と6902番があります。これはボールの数と外輪内輪との寸法バランスが良く、強度もありながら良く回るベアリング規格です。小径過ぎるとボールへの負荷が多くなり、逆に大径過ぎると筐体の歪みが目立ちます。6001番と6902番が最強の自転車ハブベアリング規格でしょう。
この度特注扱いとしてこのチタンコーティングされたセラミックベアリングへ更にBOREDオリジナルの金属と油膜の分子結合処理を行なった最強の高回転ベアリングを発売します。特注扱いにつきご注文確定後一週間前後の納期とさせていただきます。
6001番は主に一部MAVIC、一部HED、一部HOPEなど。6902番は主にPAUL、WHITE INDUSTRIES、AEROSPOKE、一部BMXハブなどに使用可能ですが、品名や年式により異なりますので必ず現在のベアリング型番を確認の上でご注文願います。
高額ですが回転性能と耐久性を重視すればこれ以上のベアリングは無いでしょう。
本日BORED STOREへアップ済みとなります。