2014/01/16

移行する前のBLOGでも頻繁に書いていました自分のヘルニア腰。寒くなると決まって毎年決定的な激痛を起こします。最低でも数日は身動き取れず、痛みや違和感を気にせず仕事出来る様になるまでに2週間ほど。
手術するには2〜3週間の入院が必要で、そんな期間休めるはずも無く、最新のレーザー手術は数日で退院出来るとは言え手術費が保険適用外で超高額。そんな金あったら他に使うわレベルの金額。
もう諦めろと。でも日々ストレッチをかかさず行い以前よりも不安は無くなりましたが、やはり寒くなると毎日不安で仕方ない。
さて、では何故ヘルニアになったかと言えば、ズバリ長年乗り続けたBMXの後遺症。34歳でヘルニアと診断され、その後数年はごまかしながらも乗り続けていましたが、そもそも一番乗っていた30歳〜34歳までのバイクジオメトリーが問題。もちろんその以前からも乗っていましたが、特に一番のめり込んでいた時期が上記。
当時自分が乗っていたフレームはVOLUMEのHELLION、FBMのANGEL OF DEATH、S&MのWARPIGあたり。ノンバテッドの4130クロモリ。古いライダーなら分かるでしょうこれらフレームの重量、どれも3kg~4kgほど。
そしてハンドルは毎回STANDARDの4PC STRIP BARがメインでフォークはS&MのPITCH FORKかSTANDARDのBASH FORK。ちなみにこのハンドルだけで重量1kgほど、フォークは1.5〜2.0kgほど。当時革新的な軽量リムだったARAYAの卑弥呼リムはダブルウォールでスポーク数48Hの重量600gほど、これが軽量と言う時代。当然フロントはこの卑弥呼リムと14mmアクスルの48Hハブで13番スポークを使って組むという。もはや笑うしかない激重。リアは当然もっと悲惨で、同じく14mmアクスルの48HカセットハブにUKAIやPERIGLINなどの800gほどのトリプルウォールリムを13番スポークで組む。タイヤは当時の定番PRIMOのWALLで800gほど。これね、もう自殺行為。
まだまだ続きますが、当時自分はPRIMOのPOWERBITE22mmクロモリソリッドスピンドルの極太アルミクランクにPRIMOのTENDERIZERペダル。そして36TのKINKスプロケに415バイクチェーン。バイクチェーンってチャリ用1/8”じゃなくてもっと太いカート用の極太チェーンの事です。これらクランク周りだけで5kg以上かな。そしてシートポストはお決まりだったPRIMOのRODクロモリポストだったり、それ以外にもステム、ヘッド、シート、クランプ、ペグなども全て頑丈系。となると当然車重は18kg~20kgオーバー。これでリアセンター長が14.5インチくらい。もうタフガイじゃなきゃフロントなんて上がらない。こんな当時の最新バイクで毎日6時間〜12時間ほどローカルと新宿ストリート。そりゃね負担が体にきますよ。
そして自分等は今や完全御法度のノーブレーキでグラインド主体。そうなると常にフルリジットを越えた衝撃。ウォールライドの度に衝撃で軽い脳震盪、ドロップオフの度に衝撃で軽い手首の捻挫、カーブのグラインドの度に衝撃で首の軽い捻挫、レッジでグラインドをミスると上からこの20kgのペグ付きクロモリが降って来る脅迫観念。なんで乗ってたんだろ?
その結果、背筋が異常に発達して背筋力300kg越え。なのに腹筋は中の上レベル。その差により背筋が勝ってしまいヘルニアに。
今や完成車のエントリーモデルで重量10kg〜12kgくらい、リアセンターは13〜13.5前後とか。もう女子でも子供でもフロント上がりますよ。
そんな訳でこれからBMXを始める人は車体に何も問題ありませんが、特に古くから乗っている30歳以上のライダーは体のケアを忘れずに。
BOREDのライダーや新宿ローカルのライダーなんて皆悲惨。ホント自分達みたいになっちゃいますよ。